ローコスト住宅のデメリット(詳細)
こんにちは。こんママです(o^^o)
我が家のローコスト住宅のデメリットの詳細を説明していきたいと思います。
これから家探しをしている方の参考になれば幸いです。
【デメリット】
①断熱性気密性がよわい
(1)断熱等級4だった
(2)気密測定していなかった
②天然素材の無垢には出来ない
③意匠性の高い空間には出来ない
④外壁、屋根、建具、壁紙、床などの建材は選べない
⑤色の選択肢が少ない
①断熱性気密性がよわい(o^^o)
・ 断熱とは、「夏涼しくて、冬暖かい」住まいを実現する上で、不可欠なものです。快適に過ごしやすい住宅に建築できているという事です。
外気温に左右されない、熱を断つという事です。
大きく2つ!
◎躯体に適切な断熱材を使うこと
◎断熱性の高い開口部(窓)を使うこと
日当たりを確保することも大切です。
断熱材を床、壁、天井に適切に施工することが大切で、少しでも手抜きがあると効果は減るそうです。開口部材(窓)は出来るだけ予算が許す限りいい窓にしましょう!熱を伝えにくいトリプルガラスがオススメです。我が家も標準よりいい窓にしました。
断熱材は基本しっかり施工していればなんでも良いと思います。ただ袋入りグラスウールは施工が難しいので気をつけましょう。我が家は袋入りグラスウールでした。今のところ問題はありませんが、気密も確保できる吹き付け断熱にしたかったかなと思っています。 付加断熱がプラスあると断熱性は上がります。コストも上がりますが(o^^o)
断熱は数字で表すと、我が家はUa値0.76でした。断熱等級4に値するのですが、この数字は20年前から変わってないのです。ショックでした。それでも今まで住んでいた賃貸や実家よりは快適です。
今まで家づくりで情報収集した結果として
最低でもUa値0.46 以下 、 理想はUa値0.3以下を目安にしてみてください!!
かなりレベルが高い数字です。我が家のUa値0.76と最低目標と0.3も差があります!!家中の部屋がまんべんなく冬暖かくて、夏は涼しい室温を保てるようです。(実際見学会などで見るだけではなく体感してみるのもいいでしょう)
冬は特にヒートショックにならないような部屋と部屋の温度差のない快適な生活が送るこてができるでしょう。
・気密とは、家の隙間。「C値」という数字で現します。「C値」が小さければ小さいほど、隙間が少ない家です。隙間(C値)が大きいと、外気温の影響を受けやすくなり、夏暑く、冬寒くなります。
隙間があることで湿った空気が壁の中に入り、断熱材がずれ落ちたり(断熱欠損)、壁内結露が起こる場合があります。湿ったところに水分を好む白蟻が発生する場合もあるかもしれません。寒い暑いも健康的な生活に差し支えありますが、家の構造体を痛める可能性があるため本当に注意が必要です。
でも気密だけではなく他の要因もあるので。。。耐久性にも注意が必要ですが。
隙間があると換気する力が弱くなります。排気口で空気を吸いこんでも吸いこんでも隙間があることでなかなか吸い込まれてくれない状況になります。ストローに穴がが開いてると飲み物がなかなか飲めないのと似てるかもしれません(o^^o)汗。気密は換気にも影響があるとは驚きでした。
我が家は気密測定をしていないので、不明です。ですが、今のところ目立った隙間風があるわけではありません。換気も特に問題はありません。
冬場は洗面室浴室はとても寒くて灯油ストーブをガンガンつけてヒートショックにならないように気をつけました。エアコンを24時間運転を心がけて室温がなるべく下がらないようにしました。工夫しだいでなんとか快適に過ごせましたが、光熱費はそれなりにかかります。まだ夏は過ごした事はないけど、たぶんエアコン24時間運転にすると思います。高性能住宅は光熱費はあまりかからないようです!
気密測定とは、工事の途中に気密測定の機器で測定します。専門的な事をいえば、気密ラインがとれてから測定するそうです。普段から気密測定を行っている会社を選びましょう。これまで学んできた結果として
最低目標!C値1.0以下 理想!C値0.3以下を目指してほしいです!!
①のまとめ
我が家のローコスト住宅の断熱性と気密性のデメリットの話でした。専門的な話になり、そんなのプロに任せておけばいい話では……と思われているかもしれません。しかし住宅会社のレベルに差がありすぎることから、専門的なことも知っておいたほうが失敗は少ないと思います。もっと早く知っていれば我が家はもう少し違ったかもしれないです。
②天然素材などの無垢にはできない
土台だけはひのきの無垢でした。あとは集成材でした。
無垢材の魅力は木目がきれいですよね。温かなぬくもりを感じられます。経年とともに味のある飴色になっていきます。高い断熱性があり、コンクリートの2倍だそうです。素足で過ごしても、夏はさらっとてして、冬は冷たさが軽減されます。無垢材はほどよく柔らかいので、衝撃が少なく、お年寄りや小さな子供に優しい素材となっています(o^^o)柔らかいので傷がつきやすいですが、やすりをかければ直ります。
価格が高い、扱うのが難しい。原料も高く、施工にもお金がかかる。無垢材は集成材のようにどれも品質や強度が同じではありません。そのため職人の技量が必要となります。お金がかかります。
無垢材は調湿効果があり、時間が経ち乾燥するにつれて強度が高くなります。杉であれば強度が最も高くなるのは伐採してから100年後になるそうです。特に檜は耐久性に優れています。逆に乾燥するにつれて水分が減り、反りや割れなどの変形が起こりますやすい問題点もあります。
集成材は小さな部材を接着した木材です。乾燥させた木材を組み合わせているので、ひずみがなく安定しています。価格面では細かく切った木を接合するために、木を余すことなく活用できるので、その分安価になります(o^^o)
集成材は接着剤に悪影響がある物質が含まれています。アトピー、アレルギー症状があらわれる可能性があります。だから有害な物質を含む集成材が家に使われないように安全基準が設けられています。
集成材は日本農林規格(JAS)で規定されて、強度や品質が安定しています。強度はとても高いようです。耐久性としては人工的に接着剤で作られているので、接着剤の寿命に影響するのかとも言われていますが、無垢材より歴史が浅いため実績がありません。だから無垢材のほうが耐久性は高いとなってしまいます。
②のまとめ
ローコスト住宅なので安価の集成材になりました。床の手入れが大変そうですが、触れるところだけでも無垢材にしたかったと少し後悔しています。ローコスト住宅でも土台に檜だったのと集成材も強度が高くて安心出来ました。
でも他のローコスト住宅では無垢材を使用しているところもあると思います。
③意匠性の高い空間には出来ない
一般的なリビング吹き抜けや少しおしゃれな階段や、小屋裏収納、スキップフロアー、造作家具出来ますが、追加料金が発生します。ローコスト住宅ではなくなる可能性があるので、気をつけました。ローコストの良さがなくなります。我が家は意匠性に憧れはあったものの、いい意味で普通な設計が落ち着きました。断熱性が弱いため、吹き抜けやリビング階段は避けました。
もし次家を建てるなら薪ストーブのある家にしてみたいです!
④外壁、屋根、建具、壁紙、床などの建材が選べない
我が家の外壁、屋根、建具、壁紙、床を紹介したいと思います。
外壁→ニチハ モエンサイディングM14 リシェルストーン オルドMGブラウン
マトリカオルアMGアイボリー (親水性で雨で汚れを荒い流します)
屋根→ KMEW コロニアルクァット ココナッツブラウン
(耐震性、耐候性、耐風性、防火性、防衝撃性、遮音性、断熱性、耐久性に気をつけた屋根材)
建具→扉、引き戸、収納扉、床はノダです。壁紙は詳細はわすれました。アクセントクロスはなく白一択。気に入った壁紙があったらDIYしようと考えてます。
⑤色の選択肢が少なかった。
外壁はおよそ200色。屋根は6色。床、建具は4色(メープル)でした。床、建具はもう少し多くても良かったなーと思いました。
【まとめ】
断熱材をもっと慎重に決めれば良かった。気密測定したかった。無垢の床にしたかった。外壁、屋根をもっと耐久性の高いものにしたかった。高気密高断熱をもっと理解していればよかった。後々に情報収集してわかったことです…
だからこれから木造住宅などの住まいを考えている方にはいろいろ知った上で決めてほしいと願うところです。
後悔はありますが、限りある予算の中で我が家なりのベストを尽くせたと思っています。今までで住んだ中では1番快適に過ごせています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。