本の紹介
こんにちは。こんママです。
今回は建築家の伊礼智さんの本を紹介したいと思います。
特に家づくりの全体像で悩んでいる方にぜひ見てほしい本です。平面的な間取りも大切ですが、立体的というのか空間的にイメージしやすいかもしれません。
「小さな家」とあるように坪数が少なくても快適な住まい方があるという事でした。特に窓ぎわの内と外との繋がりがとても考えられていて、目から鱗でした。窓ぎわの居心地の良さそうなソファーや椅子、障子がある懐かしさ、窓が絵になるような植栽の見せ方などいろいろな工夫があります。そして私が1番驚いたのがすべてではないけれど、窓を開けた時のサッシが見えない事でした。サッシが見えない事で庭の植栽も洗練された感じに見えるのだと思いました。
家に合わせた造り付けの家具も見ていて楽しいです。また造り付け収納によってまた空間の広さを保てているように思います。意匠的な空間も本当に素敵ですが、生活感も感じられます。暮らしやすさも考えられているので参考になります。
最後にわたしが好きなのは「037コンパクトなキッチンの提案②」白馬の山荘の1.25坪のキッチンがカワイイと思っています。もう1度家づくりをするならば参考にしたいところです。70のレシピとあるように見ごたえがありました。写真がまたとてもきれいです。ぜひ見てほしいです(o^^o)
この本は今現在伊礼さんの本で1番新しいです。家の性能と意匠との両立について書かれています。私が家づくりでいろいろ知る中で意匠と性能を2つ成り立たせるのはとても難しいと聞きました。具体的な数字と図面が多いです。性能も興味深いものでした。意匠性も変わらず素敵だなと拝見しております。この本では8つの住宅が出てきます。1つ1つの住宅の最後「こぼれ話」が折り込まれていて、また理解が深まる気がするのと伊礼さんのお人柄のよさが少し垣間見れた気がします(o^^o)幅広く皆さんに親しまれているのがわかりました。8つの住宅の中で1番どれがいいかというと、どれも素敵ですが「魚沼の家」です。
改めてこの本で性能、意匠、暮らしの心地よさはバランス良く両立出来るのだと勉強になりました。
それに加えて「はじめに」で記されている物事の「上達」の王道として、社会人向け「住宅デザイン学校」のモットーになっている、目を養い(良いものを見る)、手を練る(実践する)、耳を澄まし(人の話を聞く)、よく笑い(楽しく学ぶ)、喉を潤し(友と語らう)、即実践(まずはやってみる)ということがとてもまた勉強になりました。
これから家づくりを考えている方に住宅会社探しも大切ですが良い本を見る事もお薦めします。
完全にまねをすることは出来ませんが、内と外との繋がりだったり、ウッドデッキ、小さい畳スペースのあり方やスタディースペースをどこにするかなどいろいろ参考になることがあると思います。照明計画もとても参考になると思います。
楽しく家づくりをしてほしいです。わたしはもっと早く知りたかったです(o^-^o)
造園家の荻野寿也さんの本を紹介したいと思います。
お庭の本です。伊礼さんの心のものさしにも書いてありますが、「荻野さんは、建築家の眼を持つ造園家」と紹介されています。
とても緑のきれいな一冊です。空気感のある雑木林という印象でした。目隠しはフェンスや弊など。緑だけではなく樹形も楽しめることや、落葉樹や常緑樹の使いわけなど勉強になりました。具体的に解説もあり本当に参考になりました。
今回は3冊の本の紹介でした。ぜひ読んでほしいと思います。他にも本を出しているのでそちらも参考になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます(o^^o)
これからもよろしくお願いいたします。